三大栄養素「タンパク質」 動物性タンパク 前編の続きになります。
2018年10月現在、当サイトのペットフードカタログに掲載しているフードのうち、総合栄養食のドライフードは、ドッグフード641種類、キャットフード284種類になります。
その中から主に使われている「動物性タンパク」をピックアップしました。
チキン、ダック、ターキー、ラム(シープ、マトン)、エミュー、バイソン、ビーフ、シカ(ベニソン)、バッファロー、イノシシ、ポーク、ウサギ、ヤギ、カンガルー、ブラッシュテイル(フクロギツネ)、ダチョウ
魚⦅サーモン、ニシン、白身魚(ホワイトフィッシュ)メンハーデン(ニシンの仲間)、カツオ、イワシ、タラ、トラウト、イワナ、マッカロー(サバ)、マッカレル(サワラ)、マグロ、タイ、なまず、トビウオ、テイラー(オキスズキ)、カレイ、ギンヒラス、ホキ、アカディアンレッドフィッシ(メバルの仲間)、アンコウ、シルバーヘイク(タラの仲間)、アオギス⦆
※魚に関しては、英語表記や原産地での名前が使われているケースがあります。
※固有名詞の記載がない魚は複数の魚から形成されている場合があります。
ドッグフード641種類のうち、453種類が第一主原料に動物性タンパクを使っているものとなり約70%、キャットフードに関しては、284種類中185種類が第一主原料に動物性タンパクを使っており、約65%の比率となっています。
共に約6~7割のフードで第一主原料に「動物性タンパク」が使われている結果となりました。
その種類に関しても多くのものが採用されており、昔からの定番であるチキンの他にも、ウサギやカンガルー、エミューなど、珍しいお肉を使っているメーカーも増えてきました。
特に、魚に関しては日本では獲れない種類も多く見られます。
わたくし自身、ペットフードの販売に携わっている方々と話しをさせていただく機会が多いのですが、ここ数年、アレルギーのトラブルを抱えている犬猫の話しが増えています。
アレルギーに関しては、別の項目で解説したいと考えていますが、そういったアレルギー対策として、今まで摂取してきていない珍しい「動物性タンパク」の採用は今後も増えていくのではないかと思いますし、ペットフード選びに正しい知識があれば選択肢が増える事は良い事だと考えられます。
最後になりますが、ここまで、第一主原料に「動物性タンパク」のススメを話してきましたが、アレルギー対策や病気・疾病対策のために「動物性タンパク」を使用しない「ベジタブルフード」を作っているメーカーもありますので、必ずしも「動物性タンパク」が第一主原料になっていなくてはならないわけではありません。
Writing by shin.k