ペットフードの雑学

五大栄養素「ミネラル」前編

更新日:

「ミネラル」とは?

「炭水化物」、「タンパク質」、「脂肪(脂質)」の「三大栄養素」以外の無機質成分で、「ビタミン」と共に「五大栄養素」と呼ばれます。

「ビタミン」と同様に身体の生成・生育の維持・調節に欠くことのできない栄養素ですが、「ビタミン」と異なる点として「ミネラル」は骨や歯などの身体の構成成分にもなっています。

その他にも、神経の伝達に関わったり、細胞の働きをスムーズにする、体内の浸透圧、水分、酸・アルカリのバランスの調整などが挙げられます。

もう1点「ビタミン」と大きく異なる点として、体内生成ができない栄養素になりますので、食物からの摂取が必要となります。

「ミネラル」の種類は100種類以上あるとされていますが、犬猫にとって主に必要とされているのは12種類という説が一般的に広がっています。

 

AAFCOにおけるミネラルの基準

AAFCOでは「ミネラル」の摂取量基準が定められています。

ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、塩素(塩化物)、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン

以上の12種が定められています。

基準量の詳細は「AAFCOについて」の表を参照して下さい。

AAFCOについて

 

「主要ミネラル(多量ミネラル)」と「微量ミネラル」

「ミネラル」には、摂取の必要量からおおまかに「主要ミネラル(多量ミネラル)」と「微量ミネラル」の2つに分けられます。

「AAFCO」で基準が設定されている「ミネラル」の分類は以下になります。

主要ミネラル(多量ミネラル)
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、塩素(塩化物)

微量ミネラル
鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン

 

「ミネラル」はバランスが重要

「ビタミン」の解説の際に、「水溶性ビタミン」は排出されやすい特性から、ある程度の過剰分は排出されるため過剰症のリスクが低いとお話ししました。

しかし「ミネラル」に関してはそういうわけにはいかず、1つの「ミネラル」が過剰になると別の「ミネラル」の働きを阻害してしまいます。

例えとして、「リン」と「カルシウム」は結合して吸収されるため、片方の過剰摂取はもう一方の吸収を阻害する恐れがあります。

総合栄養食のペットフードでは、ほとんどの場合バランスが計算されていますが、歯磨きガムなどのおやつ(トリーツ)類では「カルシウム配合」などとして、多めに添加されているケースがあります。

多くのおやつ(トリーツ)メーカーでは、同時に「リン」を添加する事でバランスを取っていますが、一部では不明瞭な商品もありますので注意が必要です。

「リン」と「カルシウム」のバランスに関しては、


リン「1」に対してカルシウム「1~2」


リン「1」に対してカルシウム「1~3」

以上のような対比が好ましいと言われています。

 

次回、後編では各ミネラルの特徴を掘り下げていきます。

 

Writing by shin.k

-ペットフードの雑学

Copyright© ペットフードラボ , 2021 All Rights Reserved.