ペットフードの雑学

五大栄養素「ビタミン」中編

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AAFCOにおけるビタミンの基準

AAFCOでは「ビタミン」ならびに「ビタミン様化合物」の摂取量基準が定められています。

ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB12(コバラミン)、葉酸、コリン(ビタミン様化合物)

以上の11種が定められています。

基準量の詳細は「AAFCOについて」の表を参照して下さい。

AAFCOについて

 

前編でも触れましたが「ビタミン」は「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」に分かれます。

「脂溶性ビタミン」
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE

「水溶性ビタミン」
ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB5(パントテン酸)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンB12(コバラミン)、葉酸、コリン(ビタミン様化合物)

 

脂溶性と水溶性の違い

「脂溶性ビタミン」
脂分に溶けやすい

油(オイル)などと一緒に摂取することにより吸収率が高まります。加熱調理や水洗いによる損失が少ないという特徴もあります。なお、過剰に摂取した場合、「水溶性ビタミン」のように尿で排出されないので、蓄積し過剰になる可能性があります。

「水溶性ビタミン」
水分に溶けやすい

そのため、人間の食生活でも度々話題になりますが、水洗いや茹でなどの調理で損失が大きいと言われています。加熱調理に関しては「脂溶性ビタミン」と比べると損失が大きいという特徴を持っています。

なお、「脂溶性ビタミン」とは異なり、過剰に摂取しても尿などで排出されやすいため、過剰にはなりにくいですが、不足する可能性が高まります。

 

ペットフードを水洗いするケースは稀だと思いますが、幼犬・幼猫の離乳期や、食いムラや食欲が落ちている際に水やぬるま湯でふやかして食べさせてあげる事はあると思います。
こういった際には、水分に「水溶性ビタミン」が流出している可能性がありますので、最後まで完食させるなどの注意が必要です。

 

加熱処理でビタミンは壊れる?

フリーズドライ加工やエアドライ加工のペットフードを除く、一般的なドライペットフードでは、必ず加熱処理がされています。

わたくし自身、イベントなどで飼い主さんから「ペットフードに入っている栄養素は加熱されて壊れているのでは?」という質問を受ける事が何度かありました。

実際、ビタミンを含め、原材料の栄養バランスは加熱する事で変化しますが、多くのペットフードメーカーではそれを計算した上で加工の際に添加しバランスを取っています。

温度、加熱時間、ビタミンの種類によってもそれぞれ異なってきますので、この点に関しては過敏になる必要はないと考えられます。

むしろ、トッピングに生野菜などを調理する際などには注意が必要になってくると思います。

 

次回、後編では犬猫が体内で生成ができる・生成ができない「ビタミン」について解説していきます。

 

Writing by shin.k

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